言葉のその奥

星の王子さま、今年に入ってやっと…やっと読み終えました。
…というのも、読み終わるまでかれこれ…12年かかったのです!
数行、数行、読み進むたびに、感じること思うところがぶわー!っと湧いてきてリンクして、頭の中がどこかへ飛んでいっちゃいます。そして暫く期間を開けて、再び手にとったときはまた最初から読み進め…と繰り返していたからです。
 
この本は、紙の上にインクでのっているのは同じ言葉なはずなのに、読む度により深く、より多重構造になってそこから何か「ものすごく大事なこと」がチラ見えします。それを掴もうとすると本の表面に書いてある言葉の先に進んでなんて居られない。深く思うことがある言葉に出会う度に立ち止まってしまうものだから、こんなに長い時間がかかってしまいました。
 
言葉にならない素敵で大事で多重構造なのにシンプルなものが、やさしい言葉という姿を借りて、宝物箱みたいにた~~~んと詰まっっているこの本。子供の時に読んで「読んだ気」にならずに済んでよかったと、心から思います。それから、日常の中で「わかった気」になっていることのなんと多いことだろう、と自らを振り返ります。
 
明日は七夕で、東京セミナーですね。
天の川は見えるでしょうか。