<石けん素地で石けんを作ると>
現在、日本をはじめとする多くの国では、
作り易さや、
材料費の軽減を主な理由にして、
「まず石けん素地ありき」
で石けん製造がされています。
原材料に「石けん素地」とある
オリーブ石けんや○○石けん等は、
既に石けんとしてできあがっているものを粉砕して
フレーク状にした「石けん素地」に、
オリーブオイルや○○などを添加し、
もう一度加熱&攪拌し固めて
やっと
「(素地を使った)石けん」になります。
そもそも既に加熱や攪拌されて
「石けん」として成立しているもの(素地)を、
再び「石けん」にするために粉砕し、
もういちど加熱再攪拌するのですから、
過剰なストレスがかかって、
そのもの本来の質が落ちてしまっているのです。
そういった製法では、
ストレスフリーにはほど遠く、
質も効果も損なわれた石けんしかできません。
そういったことを逆手にとって考えると、
ストレスをかけずに石けんを作れば、
ほんらいの「質」を保ったままの石けんができる
ということでもあります。
<石けん素地の原材料は?>
「石けん素地」とまとめて表記されてしまうことで、
具体的に何が入っているのか私たちにはわからない
というのは困りものです。
石けん素地の原材料が、
植物油なのか、食用油なのか、鉱物油なのか、
油脂と苛性ソーダ以外に、
一体どんなモノが添加されているのかがわからないということは、
購入者が自分で選択ができないということなのです。