石けんは、化学的にいえば
脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムのことです。
油とアルカリ(水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)・水酸化カリウム)を
反応させることで、簡単に作ることができます。
どんな化学反応で石けんが出来ているかというと、
植物性・ 動物性油脂に
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を加えることで
鹸化がおこり、油脂でも苛性ソーダでもない「石けん」に変化します。
昔々の人が動物肉を焼いた時に、
滴り落ちた油脂を木の灰(アルカリ)が鹸化し、
土にしみ込み、
その土で手を洗ったら汚れがとれると気がついた。
…というのが石けんの発祥だと言われていて、
最古の考古学的証拠としては、
紀元前2800年ごろのバビロンで発見されています。
現在のカテゴリーでは、
動植物油脂に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)や水酸化カリウムを
反応させて出来たもののみが「石けん」に分類され、
添加物一切なしの無添加石けんを指していいます。
日本の家庭用品品質表示法には
合成洗剤/複合石けん/石けんがあります。
家庭用品品質表示法によって
合成洗剤(合成界面活性剤)と石けん(界面活性剤)を
明確に区別して表示することが定められており、
洗浄成分すべてが純石けん分100%の洗浄剤しか
石けんと表示することができません。
ところが、日常会話では
「合成洗剤」で純石けん100%ではないのに
「粉石けん」や「液体石けん」と呼ばれている
ことがたくさんあります。
Ge3の石けんは
純石けん分100%である「石けん」にあたります。