(これからの噺4「お金っていう物差しはシンプル過ぎる」からの続き)
きさ:「あらゆる価値をお金に換算できる」こと
そしてその「お金」を経済活動で回すこと
これが資本主義のベーシックな考え方とも言えるんやけど、
モノサシがすべて「お金」なわけ。
でもそろそろ
「手間をお金で買えるっていうのはウソや」
っていうのが、ものづくりでわかってきたやろ?
つる:Ge3のものづくり…石けんとか、
みんなでつくって食べた
自家製ベーコン・パン・豆乳…
あと、買うモノでも…お米とか…
今まで沢山オンオフ両方で話してきたことですよね…
きさ:うん。
『「お金」っていうモノサシで全てが計れる』
という前提で資本主義社会は動いてる。
中国なんかも共産主義の皮を被ってるけど
内情は資本主義的…つまり「お金」で動いてきてるわけや。
それって物凄い、
単純極まりないモノサシやん?
そんな単純なモノサシで間に合ってた時代もあったやろうけど、
どんどん複雑になっていく現代には
もう、そのモノサシじゃぁ、間に合わへんわけ。
放射能による汚染も、
あんなんお金に換算できるわけないやん?
つる:無理無理無理無理!!!
長年大事に肥やしてきた田畑とか、
安全に暮らせる空気土地…
マスク無しで暮らせる汚染されていない世界、とか。
そんなん換算できっこないですよ!!!
きさ:単純なモノサシじゃ、はかりきれんやろ?
つる:みんなが欲しいモノ…
「安全」
「心の豊かさ」
「ほんとうの質の良さ」
…それから………
値段がつけられない、っていう意味では
ubuntuではなしてた『有料か無料か』のキイワードの中でいうと
無料で今まで手に入れてきてたわけですよね。
この「無料」っていう言葉の裏には
「お金に換算できない価値があるモノ」っていう意味が
隠れている感じがしますね。
…問題は、
『ほんとうの価値を感じて、大事にできるかどうか』
ですね………
(これからの噺6に続く)