石けんの「本来の質」(シモンSTORY6)

「本来の質」とは?

 本体のオイルは、自然の流れとして酸化して腐っていくモノです。石けんの材料に使われるオイルはどうでしょう?私達が日常的に食べているオイルはどうでしょう?本来の流れに沿っているでしょうか?  スーパーに並ぶ大概のオイルは、酸化防止剤や防腐剤が入っています。何故そういった添加物が入れられるかというと、配達し易さの為、陳列している間や家庭で保管している間に劣化や腐敗を防止する為、…といった「便利さ」が理由です。

 それは一体、誰のための便利さなのでしょうか?オイルを作ってる人は、そういったモノを添加することで「質」が劣ってしまうと言うことを、知っているのでしょうか?もしかしたら、そういったことを知っていても「本来の素晴らしい質」を維持することに興味がないのかもしれません。「本来の素晴らしい質」よりも、「便利さ」や「売り易さ」に重点を置いているのだと思われます。

 「本来の質」に興味の無い人が作った「安価」で「便利」を優先したものに、「ほんとうに良いもの」があるのでしょうか?そういう石けんが、さも当然のような顔をして市場に出回り、ほんとうに興味とセンスある人が作った石けんの「本来の質」の素晴らしさが駆逐されようとしているのは、悲しく、勿体ない限りです。