見てきました、映画「世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶」

映画『世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶』も見てきました!
私はこの映画を見ている最中、目は開けてスクリーンを見ているのに夢うつつになりながら、何度も何度も、洞窟の壁に描かれた馬の絵の、あご骨の隆起から辿る逞しい首としなやかな筋肉とその体温に触れていた気がします。

今より無骨で逞しい馬の骨格と、その毛並み。

サイより豹より牛よりも、馬が私にとって一番身近な、触ったことのある存在だからでしょうか?
洞窟の絵の馬に感じる体温ほど、他の動物の体温は感じられなかったのは、こちらに受け取る感受性の素子となる情報がなかったせいかな〜?等と考えたり。
何万年何千年前にここにこうやって絵を描いた人が居て、どんな背景で描かれたのか、そしてそれがタイムカプセルのように現在まで残っていることを想うだけで、今までそこに変わらずあったのに、自分の世界にはなかったものが、にょきっ!と自分の世界に顔を出して、今までなかった方向へ、広がりはじめます。

それその存在が「ある」のはかわらないのに、
認識してないと「ない」ことになってしまう。
認識できていないが故に、狭い世界に住んでいることの、なんと多いこと!

見て、考えて、想うことで、世界が広がります。