「騙されてるかどうか、わかる?」からの続き
つる:いわゆる「スピリチュアル」を熱心にやっている人は、
そういったところで惑わされてしまう人が、多いと思います。
「感じる」「見える」が故に。
そして性善説で世界を認識しているが故に。
きさ:自分が「善く」在れば、
自分に語りかける見えない存在も、
無条件に「善いもの」だと思っちゃいがちな人、多いね。
そう都合のええことばっかりでもない(苦笑)
つる:愛が溢れているが故に。
自らを「善い存在」で「愛溢れる存在」である
それは良いんですけどね…
きさ:隙があるんやろな。
つる:…愛が溢れてるセックスでも、
性感染症はきちんと感染する、
…みたいなもんでしょうか(苦笑)
きさ:(爆笑)
つる:私は、社会的に括られる「スピリチュアル関係のこと」は
「存在する」とは思ってるんです。
よくわからないけど。
きさ:最近の人は、そんなかんじやね。
つる:特に若い人はそんな感じですね。
ここ10年くらいで、
受け入れる間口が広くなった感じがしますね…
実際、いろいろ体感として感じてることとかも含めて
後から総合してみてみると、
「ああ、在るんじゃないかなぁ」
「在るとして考えた方が辻褄があうなぁ」って。
でも、私は、
スピリチュアル関係の人にありがちな「曖昧さ」は嫌いなんです。
愛に溢れたスピリチュアルなヒーラーさんが
私の手をとってじっと瞳の奥をみつめて…
「…ね?わかるでしょ?」
って言われても………わからん。
きさ:(苦笑)
つる:や、意地悪じゃなくてね!
わかりたくても、ほんま、わからんの。(笑)
「それは何で?」
「どうして分かるの?」
「誰がそれを言ってるの?」
っていうことがハッキリ知りたいんです。
それからですよね、その情報を自分で判断するのは。
きさ:誰から訊いたかも分からん情報を
鵜呑みにするのは危険やわな。
つる:「わかる」って実感する感度も人それぞれでしょうし、
私も感度が良い方かどうかも分からない。
貴方が分かったからって、
私も分かるとは限らない。
最近よく来てるエネルギーの波も、私の場合は
「来たのが分かる」っていうよりは
「自分のエネルギーが無くなってヘロヘロになってしまったので、
調べると、来たことがわかる」
ですもん。
きさ:暢気やな。
僕もそうやけど(笑)
つる:(苦笑)
…体感できても、できなくても、
「そこで何がおきてるの?それはどうして?」
というのが知りたいんですよね。
そしたら、感度なんて関係ないじゃないですか。
放射線がどんだけ身体に入ったかとか、体感できます?
体感できないけど、危ないって分かってるから、
避けたり、浴びないようにしたり、
色んな対策がとれるのと同じで、
「見えないこと」でも仕組みや構造や対策が分かったら…
…知らないよりは、なんとかなるような気がするんですよね。
沢山知りたいので、
沢山訊きたいんです。
きさ:でも、放射線関連のことを幼稚園児に訊いても、意味がないからね。
専門家に、ちゃんとわかってる人に訊かないと。
つる:それ大事!それ大事!
そういう大事な…「アンカー」を押さえた情報であるってことが、
きささんが何百万回言ってきたみたいに、
超!大事。
きさ:もう、口にタコができるくらい言うてるねんけどな(苦笑)
つる:(苦笑)
そういう、信頼に足る情報を少しずつでも集めていくことで…
実際に「見えないけれど、そこに在る」ことなら
自然界の法則みたいなものがみえてくるじゃないかな、と
きささんと話してて、思うんですよ。
ある種の整合性ですね。
観察して、分析して、実験するとみえてくるモノがあります。
だから、ミクロな情報をかき集めて
マクロな視点でもって
そういったことをみていけたら、
世界の端っこがほんのちょっと広がるんじゃないか、
それが私達が暮らしたりするなかで何かの役に立つんじゃないか、
…って思うんですよ。
それこそ、どの醤油が美味しいかから、
どの車が素晴らしいか、
楽しみながら充実したLifeを生きていく方法まで。
現在の科学のちょっと先にあるもの、みたいなものが。
そこにあるような気がして。
だから、何よりもまず、
そういったことに気づいたり感じたり考えたりする
「考えるチカラ」を
そういった見えないモノに邪魔されないよう、
守りたいですね。
守らないと。
きさ:うん。
「自分で考える」ってことが一番大事やとおもう。
どこからどんな情報を得ても、
最終的に判断するのは、自分やで。
つる:「自分で考えられる状態」で居ることが大事ですね。
きさ:ほんまに、そう思うわ。
こういうことを、
もうちょっと醸熟させといて。
そういう話し、セミナーでもしたいしね。
つる:醸熟ですか。(笑)
きさ:ウン。(笑)
(終)