相似象と原理原則

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結界の強さについて 2」からの続き

 

つる:…相似象、ですか?

 

きさ:うん。そう。
   ………ほんっまに、そっくりよ?
   前にこれ言うたっけ?

   石けん箱にタオル載せてぷう~って息吹き込んだら、
   ぶくぶくぶく~~~って、泡になるやん?
   あんな世界やで。
   何でも。

 

つる:………ぶくぶく…あわ…つぶつぶ………
   きささんが、よくされる「葡萄の話」もそうですか?

 

きさ:うん。細胞と細胞の関係も、あの泡の膜とおんなし。
   蜂の巣もあんなんやし、宇宙規模でみたら、星の繋がりもそうやし…

 

つる:引力とか、軌道とか、可視化すれば…あんなふうになりそうですねぇ。

 

きさ:なる。
   実際にハッブル望遠鏡で見て、最近分かってきたことは、
   どこに銀河が集約してあつまってるか、っていうのがあるやん?

 

つる:集まってるところと、すいてるところと(笑)

 

きさ:あれは、一個の泡と、一個の泡があるとしたら、
   その泡同士の隙間に集約してるみたいなモンやねん。

 

つる:星が?銀河が?

 

きさ:そう。
   ほんで、なんでそこに集まってるかっていうと…
   これはもう、全く重力の関係やねん。
   泡の球があるやろ?
   泡の外側にホコリがのったとするよね、
   ぴゅって、ホコリがのったとしたら、落ちるよね。

 

つる:落ちますね。
   つつーーーっ…って。 
   ………わぁ…そんなふうにして、集まってるんですか?!

 

きさ:泡の上にホコリがのって、泡と泡の間に集まる、っていう話しと、
   宇宙のなかで銀河が集まってンのは、いっしょ。

 

つる:ふわ~~~~…。
   …いっしょ、ですか(笑)

きさ:うん。
   宇宙の話しに興味を持ってる人は、
   そういうのどっかで読んでると思うよ。

   ただ、それを具体的に自分の頭の中で
   映像として持ってるかどうかは、知らんよ。
   最近は、高校生ではないやろけど…
   大学生になったら一般教養で…習わんか?

 

つる:………おそらく、習わないんじゃないかなぁ…
   まだまだみたいですよ…日本の大学教育は…

 

きさ:…あっそ。
   
   うん。だから、さっきの話しと、
   葉っぱが重なってるのも、一緒よ。

つる:葉っぱも?重なる??

 

きさ:陽があたるように、重ならんように、
   みんな影避けて広がっていくやンか?
   その育ち方も、いっしょ。

 

つる:ほわぁ~~~…

 

きさ:せやから、このまえいうてたなんとか関数?
   マングローブ曲線やったっけ?…忘れた(苦笑)
   あれも、コレと同じ法則。
   あの曲線に従って、モノは増えていくし、分かれていくし、
   増えすぎたら「ぱちん☆」っていうし…

   人間の死亡率も、産まれも、あの曲線に載るしね。

 

つる:………ホンマや!
   今、びっくりしました。
   死亡率曲線が…その形にあてはま…
   うわぁ~~~(爆笑)

 

きさ:ホンマやねん。(笑)
   せやから、ぼくらの頭は電気仕掛けやねん。
   ほんまに、電気仕掛けに従って、動いてんねん。

   せやから電気で起こってること…要するに重力や。
   重力や電気の…力の法則やね。
   一般力学の力の法則によって動いとるねん。
   僕らの頭も、オバケも、みんな。

 

つる:ほぁ~~~~…

 

きさ:オバケだけ特別、ってことはない。

 

つる:そうなんですか?
   上耳噺で前話してたみたいに、電気的な存在?

 

きさ:うん。

 

 

 

 

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