面白かったEテレ番組

昨夜、坂本龍一のフォレストシンフォニーという「樹木が発する微弱な生体電位を採取し、そのデータをもとに作曲しよう」という主旨の番組を見ました。
子どもの頃、樹木から生体電位がデータとして録れると知った時「それつけたら、聞き耳頭巾みたいに、樹木が話してる事きこえるんだろな」と思った事がありましたが、まるでそれが現実になったようで面白かった(やっぱりEテレ!)

1秒間に100回のデータがとれるんだそうで。
そのままのデータではとても聴けないので、早送りしたり音調を調整したりするんですが、まるで翻訳のようだな、と思いました。
音楽のセンスをとおした翻訳。
それそのものは目の前にあるのに、翻訳が必要とはコレ如何に、と思ったり。
翻訳によって腑に落ちると、すごい親しみが湧く構造を思ったり。
太陽光から光合成して酸素を産み出して貰えるからこそ私達は地球に住めるわけだもんねぇ…と、「変換」と「こねくり」の違いについて、必要なこねくりと必要でないこねくりについて、うすらぼんやり考えながら見てました。

一番面白かったのは、ある変換をすると、1本の樹でまるで雅楽のような音楽になったところ。

いやぁ、やっぱりEテレ、面白いことするなぁ!!