【Eテレの噺3】Eテレだから、できる。気づく練習

 
(2からの続き)
 
つる:…NHK教育が、Eテレに変更になったのって最近でしょう?
   その訳をよく考えるんですけど、
   例えば…いつかNHKから独立したいのかなぁ?とか、
   あるいは、教材とかテキストで稼ぐ分がEテレは多いから
   会計を別にしたいのかなぁ、とか
   いろんなこと考えちゃいますね(苦笑)
 
きさ:…Eテレは、おもろいわ、ほんま。
   みんな見とるとおもうけど、
   「おもろいで〜」ってあんまり聞かへんな?
 
つる:みんな見てるけど、電車の中で同僚と
   「昨日の2355見た?」って
   話題にするレベルですよね…。
   
   …もっと先、もっと向こうを
   作ってる人は掴まえていらっしゃると思うんですけどね…。
 
きさ:うん(頷)
 
つる:NHK教育…で、
   「教育」っていうことを
   ほんとうにちゃんと向き合って考えた人…
 
   ほんとうに「大事なところ」って草の根じゃないですか?
   ひとりひとりが「あっ」って思う、とか
   ひとりひとりが「あっ」って思ったことについて考えてみる、とか
   「あっ」って気づいたことを繋いで1つの情報にしてみる、とか。
 
   …そういう方向を分かっていらっしゃる人達なんだと
   私は見てて思うんですけどね。
   だからEテレの番組見て「巧い!」ってよく唸ってます(苦笑)
 
きさ:うん(頷)そこんとこ、注目やな。
 
つる:色んな事で…
   「どうやったら他人とうまくやっていけるんだろう?」
   っていうことを考えるじゃないですか?
   
   色んな場所で何かを話そうとした時に
   「気づくか、気づかないか」っていうのは
   全ての場所に置いて言えるボーダーラインなんですよね。
   気づくためにはまず、
   「あっちに行きたい」とか「ああなりたい」とかいう
   意思というか方向性が必要なんですけども…
 
   その「気づき」ってどういう瞬間に起こるのかな?
   ということを考えてみると…
   まぁ、本人の準備が整った時にしか
   気づけないものなんですよね(苦笑)
   
   あっちに行きたい、っていう方向性と意思があって
   そのことについて考える体力と
   周囲を見ることが出来る視野の広さの上で
   周りが見たいな〜と思って沢山の情報を収集して
   その情報がある一定のラインに達したときに
   「あっ」って気づくんですけど…
 
   その「あっ」って気づくのって
   やっぱりなんていうか…、慣れ、が必要なんですよね。
 
きさ:うん。
 
つる:気づきやすいひとと気づきにくい人が居るのは
   何でかっていうと…
   その、訓練というか…ができてない。
   慣れてないわけです。
 
きさ:ふむ。
 
つる:…で、その「あっ」って沢山気づけるのを
   「楽しい」とドッキングさせたのが
   Eテレ番組の2355だったりするなぁ、って。
 
   「なんちゅう(凄い)事してくれとンねん!」
   って嬉しくなって観てるんですけど(爆笑)
 
きさ:子どもに興味持たせる手法を掴んだ上で
   何かを発信しようとしてる気がするね。
 
つる:(頷)(頷)(頷)
 
きさ:…で、その子どもに番組を見せるテクニックを
   使ってるんやと思う、あれは。
 
つる:とっ………ってもキャッチーで、
   とっ………ってもインパクトがあって、
   且つ、基本的に「何かわからんけど、楽しい」。
   この「何かわからんけど」もミソですねぇ〜♪(*´艸`)
 
   楽しい、とか、気持ちいい、とかはやっぱり
   進む為の、起爆剤ていうか、
   燃料ですよねぇ。
 
(続く)