武兎つかってみました「人によって構造が違う2」

(武兎つかってみました「人によって構造が違う1」からの続き)

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きさ:いやぁ…人の身体って凄いもんよなぁ。
   そういう風にサイクル数がシンプルでも複雑でも、
   身体のバランス構造をどんなにマイナスに傾けてたとしても、
   「生きる」ことを第一にする仕組みがあんねやわ。

 

つる:あくまでも、「生きる」ってことが第一優先なんですね。
   「生きるのが楽しい」っていう
   調子のいい状態で居る事が第一優先じゃなくて。
   考えられなくてもいいから「生き延びる」事に向かって、
   身体の構造はバランスをとろうとする。

   …確かに、なによりもまず「生きて」ないと
   その後もあったもんじゃないですけども。

   でも、「生きて」てたとしても、
   ずっとものを考えられなかったり、
   音楽が楽しくないのは困るなぁ…(苦笑)

 

きさ:僕が入院する前が、そんな状態やったやン?

 

つる:………ああ………

 

きさ:あきらかにその状態は、
   身体が動けない方向に、
   つまり死に向かってるわけやけど、
   その場その時の状況にあわせて「生き延びる」為に、
   なんとかしようとするねんな。

   それでマイナスが多い状況だと、
   身体は自動的に状況に合わせてバランスとるから
   どんどんマイナスに傾いて行っちゃうねん。

 

つる:ほぇ~~~…
   …ほんなら、武兎がやってることは、
   かな~り、凄いことなんじゃ………?

 

きさ:うん、体内のマイナスの浄化をして、
   そのうえマイナスを入って来おへんよう結界で守るから…

 

つる:血流の流れもよくなって、
   内臓が軽くかんじたり、
   頭がスッキリしたり?

 

きさ:うん。
   身体があつくなったりね。

   そのサイクルを作りかえてる間…
   …バランス構造を調整してる間は、
   守護神が変わった時くらいだるく感じたり、眠くなったりするよ。

 

つる:たしかに、あらがい難い眠気でした、
   でも、気分は全然悪くなかったですね。
   調子悪い時の眠気って、大概気分悪かったり、
   頭痛くなったりするのとセットのことが多いんですけど。

 

きさ:超結界をクルマに置いてた時みたいな、
   トレーニング期間?慣れるまでの時間、
   みたいなのが武兎にも要るんやろな。
   同じ事をやってるんやとおもうわ。

 

つる:武兎が私にしてることと、超結界がクルマにしてることと?

 

きさ:一つずつの部品の精度をあげて、ネジを程よく締めて、
   バランス取り直して、それからまた…っていうのを
   繰り返してんとちゃうかな。

   ほんで、身体の方がクルマより複雑やから、
   調整が終わるまで時間かかるんちゃうか?

   だからその調整期間は、よく寝たほうがええ。
   夜更かし厳禁!!

 

つる:寝ないとだめなんですか?
   横になって身体休めるんじゃだめですか?

 

きさ:寝ないと調整できひんとこが、い~~~っぱい、あんねん。

 

つる:なるほど………
   複雑な仕組みであるほど、
   サイクル同士が連係プレーをしてますもんね。

   一部じゃなくて、全体のバランスをみていかないと。
   バランスを崩していく…マイナスに傾く動きなのか、
   バランスを取り戻そうとしている動きなのか。

 

きさ:俯瞰的な視点が要るやろね。

 

つる:ホリスティックとか、全部を考えるとか、そういう意味ですか?

 

きさ:うん。

 

つる:全体のバランス、全体を考える…
   ……やりたくてもなかなか、できそうでできない……
   でもやりたい………

   ………色んな視点が必要ですね。

 

きさ:うん。情報を沢山集めて、総合していくしかないやろな。
   僕らはだれでも、双眼鏡でモノを見てるみたいなもんで、
   狭い視界で情報を得てるから、
   手元にある情報が全てを示してると思わん方がええよ。
   あくまでもそれは、世界の一部でしかないからね。

 

 

 

(終)

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